研修担当者のブログ
2022.11.22
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介護職の専門性って何だろう?
以前、作業療法士の方と話していて、すごく興味深いなと思ったことを書きます。
介護の仕事をしていると、ご利用者の手を握ることがあると思います。
その時、あなたはどんなことを考えていますか?
看護職の人は「皮膚が乾燥してるなあ」とか「爪の色が良くないなぁ」とか、その方の健康状態を観察しながら手を握っていたりするそうです。
機能訓練に関わっている方であれば「前と比べたら筋肉がずいぶん落ちたなあ」とか「関節拘縮が進んでるなぁ」とか、そういったことを考えながら、手を握っていたりするそうです。
そんな話を聞いて、他職種の方はそれぞれの専門的な視点からご利用者の変化に気づいて、それを言語化しているんだなと、それこそが医療職の専門性なんだなと思いました。
さて、介護職だと、どんなことを考えるかな、と思ったんです。
人によって結構違うのかなって思うんですよね。
人によって結構違うのも悪くないと思うんですが、やはり自分なりに「なんとなく汗ばんでるけど体調が悪いのかな…」とか「なんかちょっと震えているような気がするな」などと利用者の状態変化に気付けること、それを言葉に出して周りの人に発信することが介護職の大事な役割だと思います。
分からないながらも、違和感を言葉にしていくということ。日常生活の色々な場面で「異常に気づける鋭い視点」を持てるよう、学びと経験を重ねていくことを続けていきたいなと思いました。