研修担当者のブログ
2022.08.02
誰かを励ましたいときに使える伝え方「ペップトーク」
今回は、誰かを励ましたいときに使える伝え方「ペップトーク」について書きます。
ペップトークは他のコーチングの技術と同じように、サッカーなどのスポーツにおいて監督が選手を励ますために使われて来ました。ペップトークが使えるようになると、短い時間で新人さんのリフレクション(内省)とフィードバック(評価・助言)を促すことが出来ます。新人さんがちょっとした失敗をしてしまい、落ち込んでいるときなど特に効果的です。以下に例を示します。
[STEP 1:受容]まずは相手の置かれている状況や感情を受け入れさせることから始めます。例えば新人職員が食事中に利用者を誤嚥させてしまったときのことを考えてみましょう。
「利用者さん誤嚥してしまって本当にびっくりしたね!落ち込む気持ちほんとうにわかるよ。実は私もね…」
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[STEP 2:承認]次に、相手の置かれている状況や感情をプラスの表現に転換します。
「大きな事故にならなくて本当に良かったよね、私も安心してるよ!」
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[STEP 3:行動]そして、今後してほしい行動を促します。
「今回なんで誤嚥してしまったんだろうね。どうしてだと思う? 食事の量かな?食事形態かな?それとも利用者さんの姿勢かな?同じ事故を起こさないようにするにはどうしたらいいと思う?私はね、利用者さんをしっかりと観察することを心がけて欲しいと思うよ」
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[STEP 4 激励]最後に、相手の性格を考えながら、背中を押してあげる言葉を投げかけます。
「食事を美味しく安全に食べてもらうことは私たちの大事な仕事だよね。私も何か気づいたことがあればまた声をかけさせてね。これからも一緒に頑張ろうね!」
以上の4つを組み立てるだけで、相手のやる気を引き出したり、相手を元気づけたりすることができるのがペップトークの特徴です。1分くらいの話でまとめられるため、相手も話を十分に理解し、本来持っている力を発揮できます。
4ステップを踏めなくても「受容」「承認」部分をしっかりとやってみるだけでも、相手の受け止めが全然変わることがあるので、あまり難しく考えず是非実践してみることをおススメします。
参考・引用元:
“人をやる気にさせる「ペップトーク」の4つのポイント”
https://www.gqjapan.jp/culture/column/20170715/pep-talk
”サポネット(マイナビ)”
https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20210426184909.html